裄出し・袖作り直しの部分解き、筋消しの作業をする際に、今迄は、糸で袖山にフ印を入れるだけでしたが、肩山にも糸印を入れるようにしました(図①)。身頃には、特に部分的に解いて、筋消しすると、肩山位置が曖昧になり、その後、仕立屋さんに依頼した際に、袖山と肩山位置がズレて、袖付、身ハツ口上り寸法に誤差が生じ、畳んだ時にシワが入ったりと、仕上がりに影響が出ていましたが、そういったケースが解消されました(図②)。仕立て屋さんが迷いなく作業ができる様に、仕事を回すのも私達の役目かなと感じました(図③)。[神田明神下店]
・左側より図①②③
◆繁盛店を目指して
セール中、お待ちになられていたお客様から「呉服店で、こんなに混雑しているお店は見た事ないわ」と嬉しい言葉を頂きました。お手入れ品を多くお預かりする事は、信用のバロメーターだと思います。シミ抜きをお請けする際は、シミ抜き後のパールトーン加工の有効性や、仕立て上がり品で年数が経過している着物は、糸の老け具合のチェックなど、お客様にそめの近江にお持ち込みして「良かった」と思って頂ける様、努力して参ります。[練馬店]
◆コミュニケーションを深める
平場では、新規のお客様からのお手入れの相談、常連のお客様との世間話など、1件1件じっくりとお話が出来ます。提供できるサービス、悉皆の知識、お店の雰囲気、そこで働く私達もお客様に評価され、当店を選んで頂ける事を目標にして、もっとお客様に寄り添い、期待に応えられる様に、コミュニケーションを深めていければと思います。[所沢店]
【専務より】
お客様の声に耳を傾け、理解し、一期一会を大切に対応して下さい。早期加工出し、早期仕上げ、早期納品を心がけて下さい。お客様は全て見ている事と思います。 |
◆洛陽織物
洛陽織物様に入って頂きました。初めてお越しの帯屋さんで、お洒落袋帯や名古屋帯、セミフォーマル系の帯をご用意してくださいました。それらとは別に、織傷を訳ありで許容してくださる方には、B反品で提案させて頂きました。最近は無地を礼装だけでなく、小紋感覚でお召の方もいらっしゃいますので、洛陽織物の帯は、そういった方に合わせたラインナップだと感じました。帯屋さん毎の特徴をもっと把握し、お客様に良さを伝えていきたいと思います。[大森副社長]
◆訳ありセール
初日から多くのお客様が来店されました。「チラシを見て、朝一で来ました」という方もいらっしゃいました。商品の販売に際しては、1つ1つ丁寧にチェックを行い、状態を念入りに確認したお客様から「詳しい説明をして貰えたので安心して購入できました」というお声を頂き、大変嬉しく思っています。今後もお客様との信頼関係を大切にし、誠実な対応を続けて参ります。[横浜元町店]
◆お焚き上げ供養祭
ご供養のお話をさせて頂くと、頂き物の着物でサイズが合わない物や、色柄がお好きでない物を、どうしたら良いか迷われていらしたお客様がいらっしゃいました。12月の売出しのDMにも記載はありますが、口頭で丁寧に説明を致します。[練馬店]
※お焚き上げ供養際とは…箪笥に眠ったままの着物や帯、不要になった和装小物を、吉野太夫帯で有名な京都鷹峯常照寺にてご祈祷して頂きます。ご供養の品1点につき《150円クーポン券》を1枚進呈。丸洗い・お手入れ2,000円ご用命ごとに、クーポン券1枚ご利用頂けます。これからも大事にしたい着物にお役立て下さい。
◆お手元に残る事を意識する
お客様から「以前、水曜日に来たらお休みでした」と、言われた事がございました。新規のお客様には、来店時に火曜日・水曜日が店休日である事をお伝えし、上がり連絡の際にも「火曜日・水曜日はお休みです」とお伝えして、間違えて来店されない様、スタッフ皆で気をつけています。ですが、新規のお客様でも古いチラシで確認されて、来店して頂いてる可能性もある事を、今回実感致しました。お渡ししたチラシは、お客様の手元に残る事を改めてしっかりと受け止め、内容の誤りや誤字などを一層注意する様に致します。[巣鴨店]
【部長より】
以前は火曜日のみ店休日だった事があり、その頃のチラシを取って置き、来店される方もいらっしゃいます。せめて、昨日今日のお客様が誤って㈫㈬に来店されない様、問合せや加工請け時には、店休日と営業時間はしっかりとお伝えする事を徹底しましょう。 |
◆お誕生日ハガキ
メンバーズカードの「お誕生日ハガキが届いていない」と、お客様がお手入れ品を持って来店されました。システムで確認すると、会員登録を更新されているお客様でした。お誕生日ハガキの不備をお詫びし、お誕生日祝いの丸洗いサービスと、プレゼント品は裏と表で尺とセンチが計れるメジャーを選んで頂けました。本部より届いたお誕生日ハガキは、お誕生日名簿と照らし合わせ、ハガキの抜け落ちがないか確認をします。[駒込店]
◆悉皆セール(工場長のシミ抜き相談会)
11月は、浜田山店と経堂店へ行きました。今回は、シミ抜きするよりも[衿のシミの落とし方]を聞きにいらっしゃる方が多かったです。やはり、衿のファンデーションは気になっている方が多く、「自分で出来るなら自分で処理をしたい」と、積極的なお客様が多かったです。皆様メモを取りながら熱心に聞いてくださいました。そんな中、※パールトーンスプレーをご紹介する機会が何度かあり、実際使ってみて、お買い求めになるお客様もいらっしゃいました。[工場長]
※パールトーンスプレー.価格3,000円(税込)
パールトーン加工をしてあれば、吹いてタオルで拭くだけで、誰でも簡単に、衿ファンデーションを落とせるスプレーです。